積み木に夢中な長女
子どもが好きなことに夢中になる瞬間の表情は何とも言えないものがあります。
3才の長女は最近積み木で道を作ることにハマっています。
カーブや坂道、トンネルを作るようになりました。
今まで積み木は積む、並べるしかしていないので積み木を少ししか使っていなかったのが家にある積み木を全て使うようになってきました。
全て作り終えてすっきりする長女。
そして、怪獣次女が道を壊しにかかります。
絶叫する長女。恍惚な次女。
日常茶飯事の光景です。
ハートネットTVを見て
さて、先日録画予約していた「ハートネットTV」をみました。
テーマは好きを大切に発達障害の子育てというものでした。
3人の親子が出演されて実体験を話す。それを信州大学 医学部 本田秀夫教授が
解説するという内容でした。
3人のお子さんにはそれぞれ好きなものがあり、それがあるから毎日を頑張っていけるという内容に感じました。
やはり実体験、事実を基にした話は力強い。
今回、印象に残ったシーンは
- お母さん 園でも頑張ってるのにウチでも切り替えとか無理です。
- 二次障害を出さないことが大切
一つずつ振り返ります。
お母さん 園でも頑張ってるのにウチでも切り替えとか無理です。
これは当事者のお子さんが言った言葉です。
園でタイマー等を使ったから家でも導入しようとしたお母さんにお子さんはこういったようです。
お母さんは集団の中に所属すること自体がそんなに頑張ることなんだと感じて、
家ではそこそこにするようにしたようです。
園児で言えるとはなかなか凄い。
放デイにきているお子さんも放課後やたらと疲れています。
最近は運動会シーズン。
イレギュラーな練習を山ほどしているので日頃よりも疲れている印象。
運動会が終わっても1週間疲労を引きずっています。
どこで頑張って、どこで休むか。
常に頑張ることはしんどいです。
生活で何を頑張るのか、目標にするかを改めて考えていきたいと思う言葉でした。
二次障害を出さないことが大切
続いて、関わりの中で大事なのは二次障害を出さないこととしておりました。
二次障害は障害から二次的に生じるもののこと。
意欲の減退とか自己肯定感の低下とか、不登校とか他害とか。
コミュニケーションのしにくさとイメージのしにくさがある
↓
それが原因で人に怒られる。
↓
意欲減退し、学校に行きたくなくなる
こんなイメージです。
二次障害が起きてから対処するのはとても大変なので、起きる前に対策をするのが大切なとのことです。それは放デイにきている子たちでも一緒です。
二次障害を起こしにくくするためのポイントは好きなものがあるでした。
好きなものがあるから日々頑張れる。頑張る力の根底にあるようです。
好きなことが出来る自由な時間があることが子供にも大切なようです。
ちなみに
好きじゃないものを好きになりなさい、やりなさいというのは小さいうちは無理なようです。
好きなものをやっていく中で周りが見えてきた時にやるので良いのではないか、というのが本田先生の見解でした。
ちなみに好きなものが無いよーって時には、自由な時間を与えて何に興味を示すかを待ちましょうとのことでした。
そんな時には語りかけ育児の関りが合いそうですね。
番組は30分と短く、見やすいモノでした。
好きを大切にすることは子育てや支援で困った時に立ち戻る場所だと思います。