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【ハイハイはいつから】ハイハイには様々な種類がある!?ハイハイの月齢と豆知識について!!

■記事の概要■
  • ハイハイが始まる月齢について
  • ハイハイの豆知識

 

 

お尻が上がり始めてきた生後7か月の娘

最近の三女は、うつ伏せから体を起こすことが大分上手になってきました。

目を話すと先ほどまでいたところとは別のところにいてびっくりさせることも度々です。

行った先々で、紙だったり、コンセットだったり、色んなモノを口にしています。

 

そんな娘はずり這いをし始めていますが、時折お尻を挙げております。

お尻を挙げるものの、移動は出来ずその場でお尻を揺らしている状況です。

そろそろ四つ這いが始まる予感。

楽しみでもある反面、小さいモノを食べないかなどの心配も増える時期です。

環境調整をしないといけません。

特に、郵便物は床に落としたら即回収が大事です。

書類が口に入って破かれます。

 

さて、本日の本題。

ハイハイはいつから出来るようになるのでしょうか?

 

ハイハイとは

ハイハイと聞いて、何をイメージをしますか?

一番イメージしやすいのは、手と膝をついて、腰やお尻を持ち上げる四つ這いの姿勢かと思います。(*一番上記の写真)

実は、ハイハイにも色んな種類があるんです。

  • ずりばい
  • 四つ這い
  • 高這い など

 

[ずりばい]は、ほふく前進のようなハイハイ初心者が行う方法。

ずり這い

例に挙げた[四つ這い]。

四つ這いから膝を浮かした[高這い]、クマ歩きのような方法。

高這い

色んな方法があります。

もちろん、全て行う子もいれば、ずりばいをせずに四つ這いをする子や高這いをしない子など組み合わせは様々です。

座ったまま移動する[シャッフリング]もハイハイの一つです。

ハイハイが出来始める時期

正常発達の開始時期は資料によって微妙に変わってきます。

2つの資料を確認していきます。

保育に役立つ!子どもの発達がわかる本

[保育に役立つ!子どもの発達がわかる本]は保護者に保育のプロフェッショナルとして関わることを望まれて執筆されている書籍です。

内容が分かりやすく私自身重宝しています。

こちらの書籍では6か月から9か月の月齢の時に、ずりばいが紹介されます。

7~8か月ほどでずりばいが始まり、上手く動けないため逆に後ずさりする時もあると表現視しています。

8~9か月ほどになると、ずりばいからお腹を持ち上げて、四つ這いに姿勢変換をします。

9か月から1歳までの間ではいはいが移動の中心としています。

この時に足に力がついているので、高這いになる子もいるようです。

 

乳幼児精神発達質問紙

質問形式で発達の評価をする[乳幼児精神発達質問紙]では、

10か月の運動項目で

はいはいする(いろいろな形のはいはいを含む)

とあります。

いろいろな形とは先ほども挙げたハイハイの型を指すと思われます・

 

8か月ごろから仰向けからうつ伏せへの寝返りや畳やベッド上をゴロゴロし始めて10か月までに移動手段を獲得する。

というイメージです。。

こちらの資料は1961年発行と古い資料になります。

その時からオムツ交換で乳児に逃げられるという親子の戦いは続いているようです。

 

乳幼児精神発達質問紙についてはこちらから

 

 

まとめ

  • 7~8か月ほどから寝返りなど移動に関する活動が行われる
  • 7~8か月ほどからずりばいが始まる
  • 8~9か月ほどから四つ這いが始まる
  • 9か月~高這いを行う子が出てくる
  • 10か月ほどになると何かしらの方法で移動手段を獲得している子が多い

 

泣いて、笑っての感情で生きていた赤ちゃんが意思を持って動き、新しい世界への冒険を始めます。

初めての世界は刺激的です。

何でも手にとります。

改めて、半年を過ぎると環境調整が必要になることを感じます。

 

補足 四つ這いに必要な力

四つ這い移動に必要な能力として以下のモノがあります。

  1. 片手の手の平で体重を支える腕の力
  2. 腕の前方や側方のパラシュート反応
  3. うつ伏せでの側方への体重移動と四つ這いでのバランス反応
  4. 骨盤・太ももで支える力
  5. 足の甲後の運動と腕と足の協調性
  6. 頭と体幹との分離
引用 発達障害と作業療法[基礎編] 岩崎清隆著
 
とあります。
その中で[6頭と体幹の分離]に注目すると原始反射の影響が出てきます。
対称性緊張性頸反射[STNR]は生後6か月から始まり、11か月ほどに消失する反射です。
うつ伏せで首を挙げると腕が伸びて、足が曲がり
首を下げると腕が曲がって、足が伸びる。
この反射を通じて腕や足が鍛えられている反面、四つ這いで思うように移動するためには、この反射が抑制されていく必要があります。
原始反射を抑制する過程には、何回もの反射の誘発があります。
四つ這い初期にはお尻を挙げて、その場でガクガクっと動くことがあります。
そんな時は、「今、成長している時なんだな」と温かい目で見守ることが一番でしょう。
 
今後も子供の発達の様子を確認していきます。
それではまた。