子どもの強さとは。
散髪屋さんとよく話すことに子どもの強さの話があります。
散髪屋さんいわく、
「幼稚園児より保育園児の方が強い。幼稚園児の母親は子どもがこけたらすぐ抱きしめる。甘えている。」
泣かない子どもは確かに強そうに感じます。
子どもが泣くと、すぐに抱っこする母親の場合、子どもとの愛着が安定しやすいが、放っておいても平気な母親では、不安定な愛着になりやすい。
抱っこは、スキンシップという面と「支え、守る」という面が合わさった行動である。よく抱っこされた子は甘えん坊で一見弱弱しくみえるが、実のところ、強くたくましく育つ。その影響は大人になってからも持続するほどである。
引用‥愛着障害 子ども時代を引きずる人々 岡田 尊司書
散髪屋さんと僕のフィーリングは崩れ去りました。
愛着とは
上記の本では、愛着の大切さを書いてくれています。
愛着とは、人との絆を結ぶ能力であり、人格のもっとも土台の部分を形造っている。
愛着形成に大切な時期は生後6か月から1歳半くらいのようです。
その後でも形成は出来るのですが、この時期よりも難しくなるとのこと。
それまでの時期は、子どもを守ろうという気持ちが強くても良さそうですね。
そう考えると幼稚園児くらいの子(2~3歳)は愛着が安定し始めている時なので、心の中の親が子どもをささえてくれるように思います。
安定型愛着スタイル
愛着の安定は大人になっても影響します。
安定型愛着スタイルの第一の特徴は、対人関係における絆の安定である。安定型の人は自分が愛着し信頼している人が、自分をいつまでも愛し続けてくれることを、当然のように確信している。
このようなメンタルでいるので、
- 意見をいうことに抵抗なく誠実でいられる。
- 相手の主張に対しても客観的にいられる
- ストレスをため込みにくい
などの特徴があるようです。
ここまで書いたことは社会の中で生きていくのにとても大切なことと感じます。
自分に自信があるから挑戦できる、ヒトを信じられるから活動できる。
愛着の形成の土台は、父母になります。家庭が安定しているからこそ外に出ることが出来るので、園や学校に入っていくには、親の存在が大きく感じます。
そして、外に出た時には先生や友人等安心できる相手がいると家庭以外の場所でも安心して過ごせます。
放デイで最初に安心できる相手になるのは職員です。
児童が安心できる関りはなにか。
やっぱり笑顔が大事かと。
支援にいっぱいになると忘れてしまうことですが、初心に帰って頑張ります。