「お母さんがいい!」が出てき始めた三女
三女は生後6ヶ月を経過しました。
体力がついてきたために、起きる時間が長くなっています。
夜中に起きて泣くこともあるので、私も起きることがあります。
妻の話を聞いていると、私が起きるのは2割程度のようですが。
世の乳児のお母様がたお疲れ様です。
さて、そんな三女ですが、私が笑いかければ笑顔を振りまいてくれます。
マネをしている面もありますが、さすが赤ちゃん!
可愛がられる方法を知っています。
その反面、母親から私に抱っこを引きつぐと泣き出す時も出てきました。
社会的微笑を振りまく時期から少しずつ「お母さんがいい!」の時期になってきました。
父は寂しがり、諦める。
母は自分の方にばかり、子どもが来ようとするので対応に追われる。
そんな時期。
だけど、成長している証でもある子どもの反応。
今回は、8ヶ月不安について確認します。
社会的微笑についてはこちらから
人見知りについて
8ヶ月不安は、人見知りという形であらわれます。
この時期の赤ちゃんはすでに知っている人と知らない人を見分ける能力があるため、見知らぬ大人に抱っこをされると泣き出します。
質問形式で発達の状況を確認する乳幼児発達質問紙では
社会性の項目にて
生後2ヶ月で
あやすと顔をみて笑う
生後6ヶ月で
母親と他の人との区別がつく(泣いているときも母親が抱かないと泣き止まない)
とあります。
多くの児童が通る道。
社会性が育っていく土台になっていく現象であることが示唆されます。
3ヶ月微笑から8ヶ月不安への変化の意味
書籍[生涯人間発達論]で8ヶ月不安は発達に置いて大切なプロセスであることを記載しています。
心理学者のエリクソンが提唱した[ライフサイクル論]では0~1歳の発達課題を【基本的信頼感の獲得】としています。
人に愛され、自分がここにいていいという感覚の根幹になるものです。
8ヶ月不安はこの基本的信頼感獲得への大切なプロセスになります。
3ヶ月微笑の時期には、誰それ構わず笑顔を振りまきます。
無差別に行うものです。
人の存在を知り、親愛感を抱いてくるからと考えられています。
しかし、8ヶ月になると様子が変わります。
この時期に赤ちゃんは、自分の愛着対象者が母親であることを認識します。
つまり、母親が自分にとってかけがえのない大切な存在であることに気づくのです。
母との結びつきが強くなることで、母と他者の違いに気づき、母以外の人に不安や恐れをもてるように発達したということを示します。
これ以降も母親から愛情が注がれ、守られることで基本的信頼感が育っていきます。
そして心の安全基地をつくって、父親や祖父母など第二、第三の安全基地の形成をしていくのです。
最期に
父親の立場では、発達の大切さを感じつつも寂しくなるこの時期。
ただ、理由が分かると受け止めることは出来ます。
嫌われているのではない、育っているのだ!
その気持ちを持って父親も育たないといけません。
家庭内でも出来ることを探すという姿勢が大切になってくるのでしょう。
今後も子供の様子から発達の段階を確認していきます。
それではまた。
参考文献
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