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[0歳児の保育園]入れたくない気持ちもあるけれど。ライフサイクル論と愛着の観点で考える。

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4月からの保育園入所

4月から妻の育休が終了しました。

そのため、三姉妹全員保育園に通っています。

現状、我が三姉妹の年齢構成は5歳、3歳、0歳です。

共働き世帯の多い昨今0歳児から保育園に預けている家庭はザラにいます。

0歳児クラスは現在三女を入れて5人です。

世の中にはたくさんの保育園があるので、多くの0歳児が預けられていることでしょう。

職場復帰を考えると0歳児から預けることが有利になります。

長女は1歳から保育園を探しましたが、待機児童になりました。

自治体によって変わるのですが、私の市では日曜日働いていると週4日勤務扱いにされるとのこと。

優先順位が下げられるようです。

民間の保育園が近くにあったので、そちらに通いましたが、2年間は認可保育園に通えませんでした。

 

0~1歳といえば、基本的信頼関係を築く時期

母親や父親から受ける愛により「私大切にされてる」と感じることで世界に羽ばたく原動力の土台を築く時期です。(母乳から始まる母子の強固な絆を考えると父親より母親の役割が大きいと感じます。)

そのような時期に両親以外に預けることの心苦しさを感じる反面、生活のために子どもたちには頑張ってもらっています。

日本には三歳児神話なるものがあると聞きます。

三歳までは親の手元において見ることがよいというものです。

ただ、明確に何故三歳なのかと示すものは無いとも聞きます。

 

一方、欧米には一歳児神話があるとも聞きます。(スウェーデンだったかな?)

これは一歳までは家庭内で家族によって育てられるべきとされるものだったと思います。

これらの背景には、ライフサイクル論や愛着の観点があるのかと考えます。

愛着について

書籍[愛着障害 子ども時代を引きずる人々]では、

生後6ヶ月から1歳半くらいまでが愛着形成にとって、もっとも重要な時期とされてる。

としています。

この時期以降に養育者が変わるとなかなか懐かないということが多くあるそうです。

再婚や親との死別等、さまざまな要因で養育者が変わることが考えられます。

変わる時期が6ヶ月から1歳半であれば、養育者を自身の安心できる場所としやすいのでしょう。

しかし、2歳以降でも長い年月をかけて愛着を形成をしている人もいらっしゃるので、諦めろという内容ではありません。

 

また、この書籍では、親の手元に置いておかなくてはいけないという記載はありません。

保育園に預けるなど一時的に離れたとしても、迎えに来てくれる、自分の居場所がある、という経験を積めれば良いものと解釈します。

 

愛着形成の大事な時期を6ヶ月から1歳半と考えると、少なくとも愛着の面では三歳児神話は影響が少ないように思えます。

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愛着形成の要因や背景、愛着に障害

がある方の特性や病理、愛着のスタイル

別の解説等、愛着に関する内容が書かれた本です。

安定型の愛着パターン

愛着をパターンごとに分けた時に[安定型][回避型][抵抗/両価型][混合型]の4種類に分類されます。

この中でも安定型は上手く愛着の形成ができているパターンです。

愛着のパターンを調べるのに用いられる方法に新奇場面法があります。これは子どもと母親を離して再開させた時の子どもの反応からパターンを分類するというものです。

安定型では

母親から離されると泣いたり不安を示したりするが、その程度は過剰というほどではなく、母親が現れると素直に再開を喜び、母親に抱かれようとする。

とあります。

昔からある分類法なので対象は母親です。

きっと父親でも同様の結果と考えて良いでしょう。

きちんと親が自分を守ってくれる場所と認識しているからこそ適度に甘えて、きちんと親の元に戻ってくるのでしょう。

年齢が上がる、場所に慣れる等条件が変わるとすぐさまに走って親のもとに帰るばかりではないでしょう。

5歳の娘を見ていると、昔は保育園が嫌だったので迎えに行くとすぐに僕のもとに来ていました。最近は保育園で先生や友達に囲まれて保育園が好きになってきました。

そうなると私のところにすぐには来ない時が増えてきます。

父は寂しいです。

楽しいことがあったり、嫌なことがあったりすることでも娘の反応は変わってくるので、保育園のお迎え一つをとっても観察する点はたくさんありそうです。

 

今後も日々の生活で感じたことがあれば振り返っていきます。

それではまた。

参考文献