- 月齢別の絵本やお話の楽しみ方
- 絵本で育つ力
絵本を長く見る次女
次女2歳10ヶ月。
最近1人で絵本を読むようになってきました。
もちろん、平仮名を呼んで内容を楽しんでいるワケではありません。
平仮名に興味を持ち始めるのは4歳ごろ。
まだまだ読める時期ではありません。
絵を見て、絵の説明をしたり、勝手に話を作ったりして遊んでいます。
まだまだ1枚絵で完結している印象です。
ストーリーはガン無視しております。
かたや5歳の長女になると、映画を見てストーリーが分かっている印象。
最近は、絵を描くことも増えてきました。
イメージする力、記憶をする力が2歳から5歳の間で伸びることを実感します。
絵本を読む力
質問形式で発達の診断をする[乳幼児精神発達質問紙]には、絵本を見たり、お話を聞いたりすることに関する質問がいくつか出てきます。
18か月の項目
本を読んでとせがむ
こちらは18か月、1歳半の項目で登場します。
話を長く聞くことが出来てくる時期です。
聞くこと自体が楽しいのでしょう。
この時期になると、見るものと聞くものが同じなら同時に行うことがしやすくなります。
絵本は新しく得た力を発揮するのに最適な内容ですね。
それは楽しいはずです。
36か月の項目
テレビで、子どもが主人公になっている物語を熱心にみる
こちらは36か月、3歳の項目です。
3歳にもなると物事の予測がつくようになります。
また、まとまった筋のある話も聞けるようになってきます。
そのため物語の結末を予測しやすくなり、理解できるようになってきます。
頭の中で考えられることが増えたり、聞く力が伸びてきていることが分かります。
聞く力だけではなく、キャラクターに同一視することも増えてきます。
キャラクターが人を助けたから、自分も助ける!
といったように絵本に影響を受けることもあります。
相手の立場に立つ、相手のことを考えるという土台が出てきているように感じます。
54か月の項目
かわいそうな話をきくと、涙ぐむ
54か月、4歳半の項目です。
同情する心が生まれてきます。
4歳は、相手の気持ちが自分の気持ちと違うということを知り始める時期です。(心の理論)
同情心は、相手の立場に立つからこそ、生まれる感情です。
この経験を通じて、すこしずつ相手のことを考えていく機会が増えていくでしょう。
心の理論についてはこちらから
まとめ
成長に合わせて絵本やお話の楽しみ方が
見る→聞く→共感する
と、変化していくことが分かります。
発達に応じた絵本を楽しむ力を振り返ると、
- 聞く力
- 社会のルールを確認すること
- 相手の立場に立つこと
これらの力が絵本を通じてついていくことが分かります。
なお、月齢別に記載しましたが、我が子が、熱心に物語を見たり、涙ぐみだしたのは表記の月齢より遅れた時期です。
月齢は目安ですので、気にしすぎないことが大切です。
今後も日々の生活を振り返っていきます。
それではまた。
参考文献
|
|