質問にとりあえず「うん」と言うようになった1歳児。
少し前では見られなかった行動が見られていきます。
人は発達し、成長していくモノですので、出来ることが変わっていきます。
何歳ごろにはこういったことが出来るというのは、先人たちがたくさん評価し、まとめてくれているので私たちはその恩恵を受けられています。
その恩恵の一つに乳幼児精神発達質問紙あります。これは評価法の一つです。
学生の時に聞いたことがありましたが、すっかり忘れていました。
多少時代に合わない文言はありますが、内容は面白く軽く取り組めるので最近はまっています。すこし内容を確認します。
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どんな物?
質問紙を用いて、乳幼児の発達の状況を親等に尋ね、整理することで発達の状況を確認しようというものです。
年齢によって質問紙が分かれており
- 0~12か月
- 1~3才
- 3才~7才
となっております。
用紙の作成方法は、1~3才版であれば、10数名の児童の発達記録を取って1405名の0~3才児に実施して標準化しているようです。
果てしない作業に感じます💦
質問形式なので、子どもの調子に影響されないことや準備するものが少なく、短い時間で行えることは特色です。
項目(発達輪郭)は
- 運動
- 探索、操作
- 社会(おとなとの関係、こどもとの関係)
- 食事、排せつ、生活習慣
- 理解、言語
となっています。
質問一つ一つにどれくらいの月齢でどれくらいの子が行えるかの目安があります。
また項目ごとに点数をつけて行われます。
調べた範囲では3才までは点数の合計を出すことで発達年齢換算表を用いて総合的な発達年齢を換算できます。
実際にやってみよう
今回は1歳と7日の娘を通じて行ってみたいと思います。
確認が終わると確かに20分くらいでした。
やり方をみていると大体ここら辺は出来ているだろうというところから前後して聞いていくようなので、実際はもっと早いのかもしれません。情報収集には時間をかけるようです。
娘の結果は
- 運動 44.5点
- 探索、操作 34.5点
- 社会(おとなとの関係、こどもとの関係) 22点
- 食事、排せつ、生活習慣 16点
- 理解、言語 8点
計125点
これは発達年齢だと1才と15日くらいのようです。
かなり年齢通り。妻は発達が早い気がすると言っていましたが、平均的なようです。
運動と探索が高く、理解・言語は少し低いかといった内容です。
詳細は
運動では、椅子によじ登って座る(12か月)が、一番月齢が上の項目。最近するようになったので、0.5点という表記の仕方です。
探索、操作は上が、鉛筆でめちゃくちゃ書きをする(12ヵ月)、ふたを開けたり閉めたりするが、時々するので0.5点です。
社会は上が、物などを相手に渡す(11ヵ月)
言語、理解は上が絵本などのページをめくる(11ヵ月)
定期的に見ていくことと子どもに何を促すかを整理することが出来て面白いです。
また行ってみたいと思います。
参考文献
乳幼児精神発達診断法
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