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【階段昇降は何才から出来る?】2才8ヵ月娘は一人で階段を昇る。発達の傾向を整理する!

2才8ヵ月娘。階段昇降の状況を確認

今年は11月でも暖かいので外に出ても寒くなく遊びやすい季節が続きます。

先日、2才8ヵ月の娘に

「走りに行くか!?」

と提案をすると、誘いに乗ってきました。

最近はママだけの時間が少し減ってきたため、私の誘いにも乗るようになってきました。

もちろん純粋に走るだけでは終わらないのは分かっています。

いろいろ寄り道をしていると目の前に階段が現れました。

 

娘の階段昇降の様子を後ろから見ていると今の状況が分かります。

 

■娘の階段昇降の様子■
  1. 昇りでは左足を先に階段に乗せて右足を揃える(二足一段)
  2. たまに右足を先に段差に乗せる時がある。乗せる上手さは左>右のため、右足支持の際には左に崩れる
  3. 低い段差では足が交互に出る(一足一段)
  4. 昇りは一人で行う
  5. 降りる時も一段ずつ降りる(二足一段)
  6. 降りる時は支えが欲しい(介助者に手を差し出してくる)

発達の傾向

運動発達にも、一般的な傾向や順序があります。

 

階段昇降にも年齢に応じた順序があります。

 

今回は運動発達の傾向について確認です。

 

階段昇降の順序に関してはこちらから

 

頭から下へ

発達の傾向の一つに頭から下の順に発達するというものがあります。

目のコントロール

腕のコントロール

足のコントロール

 

また、発達の傾向には大きな運動から細かな運動への傾向もあります。

赤ちゃんを見ていると、うつ伏せでも、仰向けでも、最初はバタバタと手足を大きく動かしています。

そこから少しずつ細かい動きが出来るようになります。

そして、階段昇降のように狙った所に足を置くような正確なコントロールが出来るようになっていくものです。

 

質問形式で発達状況を確認する評価法 乳幼児精神運動発達質問紙では、

2・4音のした方に、首を回す

 

3・8みた物を(ガラガラ、顔など)を目で追う

 

とあります。

前にある数字が月齢を示します。続く数字は通し番号です。

 

まず生後2ヶ月で首の動きが出てきて生後3ヶ月で目の動きが出ています。

首の操作から目の発達に移行していきます。

そこから手→足と発達していきます。

 

階段動作は足の中心の動作になります。

着替え等の全身運動に移行する前の基本動作(寝る、座る、立つ、歩くなど)では足を中心とした全身運動が最後に上手になっていくのも納得です。

 

乳幼児精神運動発達質問紙についてはこちらから

 

両側性から片側へ

「両側性から片側へ」は

まずは、両手で紙をちぎるような活動を通じて徐々に利き手、利き足と役割が分かれていく発達の傾向です。

 

また左右の協調性で考えるとまず両側の動きから上手くなり、次に片側ずつのコントロールにすすんでいきます。

2才で両足ジャンプが出来る

片側の動作の切り替えである階段動作が出来る

という順序は両側性から片側への傾向の面でも納得です。

娘の階段昇降の整理

現状は、

  • 片足でブレーキをかけながら降りる。

 

これらが安定することが階段昇降に繋がりそうです。

大きく動かすことは出来ますが、片足でゆっくり膝を曲げて下りることが難しいです。

前面のアクセルの筋肉は強くなっていますが、後面のブレーキをかける筋肉はまだまだコントロール中です。

このアクセル優位の発達も傾向になるように感じます。

階段昇降の手伝いで意識すること

たまに、ブレーキを掛けながら降りられるます。

それでも、娘自身もまだ自分が上手く降りられないことを分かっています。

そのため前に落ちそうになることが怖く、手すりや人に頼る状態です。

促したいのは降りる機会。

手伝ってでもどんどん階段昇降を促します。

 

私は娘や放デイでの利用児童の段差を降りるために手をとって手伝う時に二つのことを意識しています。

  1. 相手の正面に立つ
  2. 動かす足の左右を一緒にする

 

相手の正面に立つ

正面に立つことで見える景色をコントロールできます。

広い空間や階段の先が見えると怖さが出て足を踏み出せないことがあります。

自分自身は後ろ向きに降ります。

もちろん自分は手すりを持っていますのでご安心を。

動かす足の左右を一緒にする

手伝いをする足の踏み出す順番を手伝っている相手と合わせています。

合わせることで自分の重心移動を相手に伝えながら手伝うことが出来るからです。

階段を上手く降りられない子どもは、降りる時に上手く重心を乗せる経験が少ないので、手伝いながら伝えるようにしています。

 

最期に

運動発達の順序は他にも

  • 中枢から抹消への傾向
  • 全体から部分への傾向

があります。

 

[運動発達 頭から下]で検索するといろいろ出てきます。

今後も娘の様子を観察していきます。

それではまた。