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【子どもの足育】子どもの体の成長から階段昇降に向けた運動を考える。

娘の階段昇りの時の体の使い方

次女は階段を二足一段で昇降します。

二足一段とは、1段ごとに足をそろえて行う動作のこと。

ここから体が発達していき、3歳ごろには1足1段、足を交互に出しながら階段を昇り始めます。

階段昇降について詳しくはこちらから

 

 

次女は僕の手をつなぎながら階段昇降をします。

左足から先に乗せるタイプの人なので、右足に体重が乗っていますが、まだ不完全です。親指側に重心が残っています。

そこで小指側に重心移動を促すとなんと交互に足が出ます。

左足に重心移動を促しても、交互に出ていきます。

足の裏で支えるためのバランスを取る力パワーが弱いことが分かります。

ここから体はどのように発達していくのかを確認していきます。

股関節の変化

seikei-yoshida.com

こちらのコラムを参考に。

股関節は赤ちゃんの時は内側に巻き込むような内旋をしている状態とのこと。

内またのイメージですね。

足が内側を向いているのであれば、どうしても親指側に力が入りやすくなります。小指側に体重が乗せにくいのも納得です。

3歳から5歳頃に気にならなくなるとのこと。

3歳頃からは大人の足の向きに近づいてくるので、足は使いやすくなることでしょう。

足の骨の変化

足には足根骨と呼ばれる骨がありますが、この骨は生まれた時には形成されておりません。

2歳半ごろから徐々にその一部が形成されていき5歳ごろに完成されます。

こうして足根骨が徐々に形成されていき、運動量が上がっていくことで、足のアーチが出来上がっていきます。

足のアーチは、足の推進力を手伝ったり、バランスを取ったり、荷重を分散するなどの役割があります。

骨が形成されていない子どもではこのアーチ構造が不安定なことが予想されます。

2歳頃から徐々に育っていくとのこと。

ここからも体の使いやすさが徐々に変わっていくことが分かります。

 

子どもと大人の体の違い
  • 股関節が捻るように内側を向いている
  • 足の骨が感染に形成されていない

階段昇降に向けて体を鍛えていくためには

股関節の構造は鍛えようがありませんが、徐々に成長していく足底とアーチに関しては関わることが出来ます。

足の指の力がついていくと足のアーチ形成は促されていきます。

 

足の指の力をつける運動や遊び

  1. 足の屈伸運動
  2. はだしや草履で遊ぶ

足の屈伸運動

足の指を曲げる運動をすると足の指が強くなります。

大人であれば、指の屈伸運動を行うと良いです。

しかし、子どもはそれには応じてくれません。

椅子に座った状態でお手玉やタオルを足の指で挟んで箱に入れる等遊びの要素を入れながら行います。

はだしや草履で遊ぶ

足の指をつけていくには、歩く、走ることは必要です。そのためには外遊びを行うことが大切になります。

しかし、靴や靴下を履いている状態では足が締め付けられ、足の指で地面を踏みしめることが行いにくい状態になります。

  • はだしで地面を踏みしめる
  • 草履やゲタで鼻緒をつかむ

とすることで足指が鍛えられます。

真夏のアスファルトでは火傷してしまうので、公園等安全なところでは裸足で走り回るといいです。足裏の感覚を整理するのにも役立ちます。

 

これから徐々に成長していく足裏を今後も見守っていきます。

それではまた。