今日のテーマは字について
タイトルをパッとみると、僕の精神状態がよろしくないのかしらと感じますが、ご安心を!多少は考えてタイトルを作っています。
元気です。
今回は字について臨床を通じて感じたことを書きます。
小学生は字や数字を学び始めます。
そこで苦労する子もいらっしゃいます。
字は線と線の集合体に見えます。縦の線や横の線が合わさって出来上がります。
「十」や「土」は完全に縦と横ですね。
ただし、線には別の方向性があります。
それは「斜め」です。
払いやはねも斜めの部類です。
実はこの斜めは少し曲者です。
斜めは難しい
斜めは縦と横の中間の方向です。上から下に行く縦の要素もあれば、右から左に向かう横の要素もあります。縦と横の複合体のように感じます。
一+I=/
タイトル回収です。
目の動きが苦手な子の中には上下の動きや左右の動きは出来ても斜めや円の動きが苦手な子がいます。
あまり使う機会がないから動きにくいのか、認識しにくいから使わないのか、、、
子どもが殴り書きをする時の段階でも縦の線や横の線を引くようになってその二本を交差させるという手順なので、斜めはなかなか出てきません。
適当に書いて斜めにはなるのでしょうが、意図して書くわけではありません。
斜めを感じる
縦は地面に垂直方向に立つことで感じるが、斜めを感じるのには、斜めを体験することで線や物の斜めを把握につながるという考えもあるようです。
参考文献
他の書籍でも斜めは難しい!
とあります。
目の筋肉の使い方の複雑さや生活の中で見る頻度の少なさが影響しているようです。
参考文献

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そんな一工夫しないと感じられない斜めはやはり難しいのでしょう。
斜めの経験
経験が少ないという斜め
どのようにすれば経験が出来るか!
パッと浮かぶのは
-
滑り台
落ちていく様ですね。
階段も良いかと思いますが、あくまで踏面が平面なのが気になります。
- 坂道
坂道もこけないようにバランスを取るので斜めが感じやすいかと。そこからボールを転がしてもいいでしょう。
板とかで坂道を使ってボールを転がすのも良さそうですね。子供のボーリングの補助具みたいにすると良いかもしれません。
- 積み木でシーソーを作る
上の面が斜めに。
シーソーではなくても色んなものを作って真似をしてもらうのも良いかも。
などなど。また考えていきます。
書こうと思っていたことは他のことだったのですが、斜めに熱中してしまいました。
字を書くこと、「美」の字に関することは次のブログにまとめます。
さよなら