上手くいかないサービス担当者会議の雰囲気
先日、サービス担当者会議に出席しました。
久しぶりに手ごたえのない会議でした。
上手くいかなかったなぁというのは雰囲気で分かります。
- 会議の目的を共有していない
- 目が合わない
- 各々がバラバラの発言をする
- 会議に目的を持たず参加している
- 誰かの発信に合わせた会話がない
- 発言に意図がない
これらのことは会が進むにつれてどんどん浮き彫りになっていきます。
会議は課題解決を目的に行います。
しかし、事前準備なく、各々が何をしているかが分かっていない担当者会議で課題解決をするのは難しいです。
問題を浮き彫りにし、各機関が目標を共有すること。各々がその目標に関われる準備をすることが会議の目標になることが多いです。
参加メンバーの前提
目標を共有することが出来るためには、チームが出来上がる必要があります。
しかし、ただ集まっただけの人たちをチームと呼ぶことは出来ません。
参加しているメンバーにはこのような人がいるかもしれません。
- 参加メンバーに対して興味が無い
- 会議をすることに意義を持てない
- 課題を課題と感じない
その中で自分の意見を強く言っても何も変わりません。
ぎくしゃくするメンバー間
先日の会議は参加者それぞれが自分の知っていることを言い合っているだけでした。
参加者の立場ですが、客観的に観ると
- 俺は知っていると主張する福祉
- 不満を持つ保護者
- 無茶を言われて戸惑う学校の現場の人たち
という構図でした。
お互いに主張をするだけです。
仕事と人間関係について書かれた書籍
【自分のことは話すな】では「相手と張り合わない方がうまくいく」という章があります。
どのような話題であっても、相手と張り合うことになれば、どちらかが一歩引かない限り、気も良く会話を終わらせることが困難になるばかりでなく、お互いに「また会いたい」と思えない関係となってしまうかもしれません。
お互いが主張しあうだけではチーム形成が出来ません。チーム形成が出来なければ良い支援を生み出すことは出来ません。
何を話すか
自分の知っていることだけを主張する会は上手くいった試しがありません。
どうすれば良かったのか。
議題を絞ること
これが今回は抜けていました。
議題が決まっていないから各々が好きに話をする。
とりとめのない話が続いていく。
議題がはっきりすれば、踏み込んだ情報収集が出来ます。
何について話すのか。これは会議前に行えることです。
今回も事前に関係者間で確認していましたが、相手を間違えていたようです。
会議は現場で始まっているんじゃない!事前に始まっているんだ!!
上手くいかない会議の結論はいつもここです。
今後も会議の振り返りを行っていきます。
会議を通じて子どものための支援を!
それではまた。
過去の会議については