先日、学校の先生を交えて児童の合同会議を行いました。
僕たちの業界では、サービス担当者会議とか担当者会議とか個別支援会議とかいろいろ言われるものです。厳密にはサービス決定が関連するかどうかで名称が変わるのですが、そんなことはどうでも良いのです。
支援について関係者で話をする機会があることがとても大切です。
先生たちの話を聞いていていつも感じることは先生たちは本当に頑張っているということ。
一生懸命何が出来るかを考えて限られたマンパワーの中で頑張っています。
会議の中で自分の役割は会議ごとに変わります。
その役割を見つめなおす中で保護者や先生との関わり方が変わっていきます。
今回の会議も振り返りたいと思います。
前回の振り返りでまとめたものはこちらから
会議に参加しての感想 気をつけること 大切なこと
今回もいくつかのポイントがありました。
気をつけること、大切なことを振り返ります。
- ひとりを責めてはいけない
- 抽象的なことを言わない
- 極端に仕事量を増やす提案をしない
- 全員が話す機会を作る
- 大事なことは共感する
- 「これなら出来るかも」と感じることを具体的に伝える
今回の会議で感じたことは上記の内容です。
気をつけること
会議の流れを作った出来事や流れが変わった時には、気をつけることや大切なことで挙げた内容が関わってきます。
ひとりを責めてはいけない
参加者は全員頑張っています。責められるべき人はいません。明らかに怠けている人がいれば別ですが、そうではないのです。
会議の目的は、児童の支援をよりよくすることです。責め合うのではなく、考えを昇華しあうことが大切です。相手の状況を認め、考えていくことが大切になります。
抽象的なことを言わない
抽象的なことや概念、考え方だけを伝えても相手は分かりません。
その考えをどのように使うかを伝えていく必要があります。専門職にありがちなヤツです。
専門的内容を使いこなすのは専門職の仕事です。それを相手が使えるようにカスタムするのも専門職の仕事になります。
極端に仕事量を増やす提案をしない
上述通り、皆さま一生懸命頑張っています。その中で仕事量が増えることはしんどいです。各々が普段している仕事は皆出来る!!ではありません。一人一人仕事の内容が違います。自分の仕事の中で出来ていても他人の仕事の中で出来るかは別の話です。
大切なこと
議題を盛り上げる、会議の場で流れを作るのに大切に感じることがありました。
全員が話す機会を作る
気をつけることで挙げた「ひとりを責めてはいけない」に繋がることです。
意見を言われている人が何を感じているか。日頃考えていることを言ってもらうことで人となりが見えてきます。上手く表現できなくても、気持ちが伝わることで誤解が解けたり、分かり合えることがあります。
大事なことは共感する
人が言った言葉の中に大事なことが隠れています。
大切なことに共感することで大切なことを軸に話をすることが出来ます。
大切なことは何かを考え切り抜くことで会議の方向性が出てくるものです。
「これなら出来るかも」と感じることを具体的に伝える
気をつけることで挙げた「極端に仕事量を増やす提案をしない」に繋がることです。
これなら出来るかもと感じた人は表情がほぐれます。ほぐれた表情は会議の後の行動に繋がります。
会議の後の行動が明るくなるのであれば会議は円満に終わりチームの距離はグッと近づきます。
今回の会議で感じた内容は以上になります。
子どもを主役として支援をするためには、保護者を含む関係者の協力が欠かせません。このチームの仲の悪さは子どもの支援が上手くいかないことに繋がります。
だれの為のチーム連携か!そこに立ち戻り大人たちが仲良く出来るよう関わります。
今後も臨床で感じたことを振り返りまとめていきます。
それではまた。