【子供が呼びかけを無視する】集中しているからしょうがない!まだまだ未熟な1才と4才の子どもの集中力!

 

呼びかけでは片づけをしない。

夜8時半。

寝る時間が迫ってきているのにブロックで遊んでいる娘たち。

もうそろそろ寝るために片づけをしなくはいけない。

 

「はい、片付けしますよ~」

 

という呼びかけには娘たちは反応しない。

 

何故子どもたちは呼びかけを無視するのでしょうか。

そもそも気づいていない

呼びかけに気づく。

そのためには注意力が必要です。

 

注意力にはいくつか種類があります。

  • 注意を長く保とうとする力
  • 必要な情報に注意を向ける力
  • 一つのことに注意を向けながら、他のことにも注意を向ける力
  • 同時に注意を向ける力

 

大人であれば、作業中でも声を掛けられて気づくことが多いです。

注意力が育っているので、今していること以外に注意を割く余裕があります。

 

しかし、大人でも一つのことに没頭したり、コンディションが悪くボーっとしたりする時はあります。

そんな時には呼びかけに気付けないこともあるでしょう。

 

一方、子どもは注意する力がまだまだ未熟です。

呼びかけに無視する様子は、一つのことに注意を向けながら、他のことにも注意を向ける力の未熟さが伺えます。

何かをしている時に呼びかけに気付くのはいつごろ?

 

こちらの本では0才~4才までの年齢別に

言葉の発達、発育の様子、注意を向ける力、聞く力、語りかけ育児の方法、遊び、おもちゃ、絵本、テレビやビデオとの向き合い方、こどもの様子、気がかりなこと

がまとめられています。

 

今回はその中から注意を向ける力に注目をします。

1才10か月の注意

1才10か月の娘はブロックを遊びをしている時に、呼びかけをしても反応しません。

視界に入りこんだり、ブロックを隠さないと僕の存在を意識下にいれようとはしないです。

「語りかけ」育児の1才8か月から2歳までの注意を向ける力では

前の2か月からあまり変化がありません。

とあります。

そのため、1才4か月から7か月までの項目を見てみます。

じっと集中する時間はまだ短いでしょう。本当に集中しているときは、他のものに注意を向けさせることはまだできません。

まだまだ注意を分配することが難しい時期です。

 

子どもは一つのことをずーっと遊びこむことで長く集中する力を伸ばしていきます。

親が伝えたいことに緊急性がないのであれば、待ってあげることで集中する力を伸ばすことに繋がるかもしれません。

4才の注意

4才の長女は、何かしていても反応することが増えています。ただ、まだ確立は低い印象です。

これは無視??それとも気づいていない??

どちらとも取れる反応をします。

4才の注意の項目は、

ついにふたつの感覚で注意を集中できるようになるので、誰からから話しかけられても、いまやっていることの手を止めたり、話し手を見たりしなくても話が聞けるようになります。最初は短いですが、だんだんと長くなります。

完全に出来るようになるまでもう一年かかるようなのでまだ気づかないこともありますが、4才にもなると何かをしていても呼びかけに反応出来るようになるようです。

 

4才は二つのことを同時に出来るため、二重課題が出来たり、客観的に自分を見ることが出来るようになる年です。

その力が呼びかけへの反応にも出てきます。

 

ここを振り返ると長女は無視をしている時もあるのかもしれません。

まとめ

子どもは4才になるまでは何かをしている時に声掛けに気付かないことが多くあります。

けっして無視をしているわけではないということを念頭に置いて、大人が無駄に傷つかないことが大切です。

気付いてもらいたい時は、声掛けだけでなく、触れたり、視界に入ったりして、気づいてもらう努力が大切になります。