ルールの共有の難しさ
運動会シーズンです。
長女のマイブームは「よーいどん」
きっと園で運動会の練習をしているのでしょう。
最近は走るようになってきました。
18・57 かなりよく走る
36・71よういどんの合図に合わせてかけだす
乳幼児精神発達質問紙によると
走るのは1才6か月(かなりはかなりフィーリングですね💦)
3才で掛け声に合わせて走るとのことです。
3才になると、言葉もかなり出てくるので、思考できることが増えてくるのでしょう。
ルールを意識することが増えてきます。
ルールは人が作るものです。
人によってイメージが違うとルールのイメージが変わります。
ルールの理解の難しさは娘を見ていても感じます。
安心・安全の面では問題が無くても、ルールの面では問題がある、そんな時にトラブルが生じます。
ルール理解の促しで気をつけていること
子どもたちに集団で遊びを促すときにルールの説明を行いますが、上手く伝わらないことが多くあります。
・言葉の理解が難しい
・一度に聞いて覚えられる量が限られている。
・話を聞いている時に意識がどこかに向いている
・見えたものに反応してしまう
など理由は様々です。
子どもに合わせて説明の気をつけることはどう変わるのでしょうか。今回は言語の理解が難しい子に焦点を合わせます。
言葉の理解が難しい
知っている言葉が少ない場合ルールの内容が理解できません。子どもは必死に頑張ります。
「青いブロックには乗ってはいけません」と伝えたとして、青いブロックという言葉だけ分かったら青いブロックに乗るかもしれません。
昔、カナダの女性留学生がおらが村に来たことがありました。
僕は高校生、英検準二級の英語力。周りの大人は英語が喋れない。
留学生は話し相手がおらず僕にマシンガンのように話しかけてきました。
今みたいに翻訳アプリはありません。
「ペラペラ ジュウドウ ペラペラペラペラ ブラックベルト ペラペラぺラ マイブラザー」
英検準二級レベルだと三つの言葉を聞き取ることが出来るようです。
この三つからお兄さんが柔道の黒帯なんだなと思いました。
後に、その場に居合わせた英語の先生から聞くと、彼女は兄と一緒に柔道をしており、兄も本人も黒帯だったようですね。
ちなみにその時の僕の返事は
「あはん」でした。
分からなくても何とかしようとするのが人間です。
絵や動きを見せる
言葉で分かりにくいことを絵や動きを見せて補足します。
実際にやっているところを見てもらうのが分かりやすいです。
喋りながら言葉と動きを合わせて説明します。
ボールを投げるのであれば「投げる」と言いながらボールを投げる。言葉の動きのマッチングです。
スプーンを取るというルールの時にスプーンの絵を見てもらうことで自分からスプーンを取りに行くこともあります。分かる情報が増えると自分から動くことが増えます。
順番があるのなら一番では無く、二番や三番に回ってもらい、友達がしているところを見ることで何を行うのかが分かることもあります。
練習場面を作る
一人ずつ行う場合、いきなり本番にすると失敗してやりたくないという気持ちが増えます。説明をした後に一度練習する時間を作り、実際に動いて確認をします。練習なので失敗をしても問題ない時間!と事前に失敗を承認すると、指摘や失敗を受け入れられることもあります。(本番も失敗して良いんですけどね。認められないんですよね。)
皆と一緒にする
集団で同時に始めるメリットがあります。
①みんながやっている様子をお手本に出来る②少々ルールと違っても目立たない
移動する所や取ってくるものがある場合、言葉を聞いていなくても皆がしてれば何となく同じことをしようとします。周りの力を借りることで出来ることもあります。
1才の娘も周りの力で靴の片づけを学んでいました。
場面によって対応は変わると思います。
他にもこんな方法があるよーという方はコメントで教えてください。
聞いて覚えられる量の関係や自分を制止する力も影響するので、また振り返ります。