【コロナウイルス後遺症!?】行動制限が子供に与える影響について。

 

最近の出来事

長女が熱を出しました。

家で行った抗原検査では陰性だったため、

もう今回の診察では痛い思いはしないだろうと油断していたら、

病院でも抗原検査をされました。

 

さすがDr。綿棒をものすごい奥まで入れるのに1秒とかからず。

プロの技を見れました。

娘は予想外の展開にギャン泣きしましたが、シールをもらえるとピタリと泣き止みました。

現金な女です。

 

診断名は「風邪」

Drは「熱は二日くらいはでるよと言っておりました」

2日目の朝の体温は37.7℃。

これは下がりそうにないなと思っていましたが、

昼からは36℃台に。

さすがDr。経験則が半端ない。

プロの知恵を聞けました。

心の不安定さは地盤の不安定さから

熱は下がりましたが、昼夜問わず泣くことが増えました。

夜でも急に起きて泣きます。

しんどい、ということは今は無いように思います。

ちょっと眠たい、周りが暗い、周りに誰もいないなどなにか気になることがあるのでしょうか。

普段は感じない不安や違和感を過敏にとらえているように見えます。

状況が受け入れがたいから「違う、違う」ととりあえず反発して泣き叫ぶ、そのような印象です。

 

マズローの欲求5段階説だと、欲求の段階は低次なものから順に

  1. 生理的欲求
  2. 安全の欲求
  3. 社会的欲求
  4. 承認欲求
  5. 自己実現欲求

となります。

 

体調不良で食事もあまり食べられない時期を脱したために、生理的欲求が満たされ始めた。心身の安定に目を向けるようになり、身の危険を感じやすくなっているのか、安全な場を求めているのか。

そのようなことを考えます。

もしくは体調が安定してきたから周りへ意識を向けられるようになっているのか、体力が有り余っているからしていることと捉えるべきなのか。

いずれにせよ日にちが経てば解決する出来事なのでをよく観察していきたいと思います。

コロナウイルスの後遺症はコミュケーション面にも出るのか?

娘の体調不良は幸いコロナウイルスではありませんでしたが、世間では感染者数が増えており、職場にも連日のようにご家庭から、感染→休む、という連絡が入ってきます。

熱等の症状は軽度な子が多い印象ですが、隔離生活による二次的な影響を受けている児童がいると感じます。

 

以前のブログでは身体面について感じたことを書きました。
yotrkosodate.com

 

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しかし、それ以外にも後遺症はあるように感じます。

最近感じるのはコミュニケーション面です。

 

感染後に通所してくれた児童と話をすると以前よりも

  • 返事が返ってこない
  • 反応が鈍い
  • やりとりがかみ合いにくい
  • こちらへの意識が向きにくい

ということを感じる時があります。

 

保護者や児童に行動制限中の活動について聞くと、テレビやYouTubeを見たりゲームをしたりしていた。とか、隔離時間が長すぎて家で行う活動が尽きるなどの話を聞きます。

家庭内で順繰りに感染した場合は1か月近く自宅待機になるため大変です。

今のコロナウイルスは症状は軽度な人が多いので10日間の行動制限の中で時間を持て余す人が多い印象を受けます。

 

コミュニケーションは双方向で行われるものです。

相互性があってコミュニケーションは成立します。

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自分がしたことに相手から反応が返ってきたら、その内容に合わせて自分が反応する。

このやりとりがあってのコミュニケーションです。

一方テレビやYouTube、ゲームには相互性が生まれません。

 

書籍 子どもが心配 人として大切な力 養老孟子 書

では、ネットの弊害として

・ネットに関わる時間が長くなると人はどうしてもしゃべらなくなります。つまり「無言化」また一人でいる時間が長くなります。「孤独化」。そうして無意識のうちに仕事や日常から、「実体験としてのコミュニケーション」が抜け落ちていく。

・実体験としてのコミュニケーションは5感が働きかけるもの

・テレビを二時間以上見せる等テレビに関わる時間が増えることで他の大事なことをする時間が減るという指摘がある

といった内容が書いてありました。

ネットやテレビは時間は潰せるものの相互性は無く、偏った感覚を使って処理をするため、実際のコミュニケーションに必要な力とは使う力が変わってきます。

そのため行動制限中はどうしてもコミュニケーションの機会がへり、コミュニケーション能力の廃用を起こしやすくなるように思います。

 

廃用なので、意識して関わることや人の中に入っていくことで戻っていくと思いますが、行動制限後の児童と関わる時に意識するところになってきます。

 

感染状況はピークを過ぎたと聞きますが、まだまだ多い日々が続きます。

3年前は1日の感染者数が100人を超えたら騒いでいましたが、今では1日10000人を超える日もざらにあります。

感染後には母から様子の変化に困られる方もいるので、一過性で終わったこともいる等経験則を伝えていくことも意識していきたいです。

 

一番のコロナ予防は自己免疫を上げることと思いますので、今日も作り笑いをして寝ます。おやすみなさい。